あそびまなび!?

    イオンファンタジーのエデュテイメント

    あそびによるコミュニケーションで「生きる力」を育む
    FANPEKKA(ファンペッカ)

    株式会社イオンファンタジー ファンペッカ開発グループ

    インタビュー

    2020.12.07 UP

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    ファンペッカは、中国と東南アジア3か国に展開されたフィンランドがモチーフのプレイグラウンドです。お城や船を模した迫力ある遊具、オリジナルキャラクターの妖精トント。魔法がかかったような不思議な空間には、子どもたちの「まなび」につながる魅力的な「あそび」が溢れています。

    FANPEKKA(ファンペッカ)

    「遊びの魔法が、未来を広げる」
    FANPEKKA(ファンペッカ)は、世界トップクラスと言われるフィンランドの教育メソッドを取り入れた次世代型プレイグラウンドです。遊びを通じて、子どもたちの未来に必要な「変化に対応する力=生きるチカラ」や、体・頭・心が育つ施設です。

    1号店のオープンから5年経ちました。当初から変化したことはありますか?

    オープンから3年目から力を入れ始めたのがイベントの開発です。このイベント開発が最も大きな変化だと言えます。ファンペッカは「フィンランドの教育メソッドとを取り入れた次世代型プレイグラウンド」として「まなび」を大切にしています。それまでは主に遊具など主にハード面を整備することに注力していまいたが、スタッフやお友だちとコミュニケーションをとる中で「まなび」を得てもらうためのイベントを企画するようになりました。


    現在は小規模で実施しやすい「デイリーイベント」と、年5回程度のクリスマスや正月などのホリデーに合わせて実施する大規模な「シーズンイベント」を企画して各国のファンペッカへ配信し、シーズン毎の目新しさを演出しています。

    フィンランドの教育メソッド「フィンランドメソッド」を取り入れることでどんな効果がありますか?

    ひらめく(発想力)・つなげる(論理力)・伝える(表現力)見抜く(批判的思考力)・話す(コミュニケーション力)の「5つのスキル」を、遊びを通じて学んでもらうことができまう。遊具も玩具も置いてあるだけではただの道具ですが、ファンペッカでは、それらを使った遊びで学びを得られるようにスタッフがコミュニケーションをとり、サポートしています。子どもたちは楽しい思い出と共に、遊びから学んだいろいろなスキルを持ち帰ることができます。

    フィンランドメソッドを取り入れたファンペッカのイベントは、子どもたち自身に考えさせる、発言させる仕組みをとっています。例えばゲームの1回戦目はルールを理解させるためにスタッフがリードするけれど、2回戦目以降は「どうやってみたい?」と子どもたちに委ねるなどです。

    今年のクリスマスにはどんなイベントを企画していますか?

    Winter Fanderlandをテーマに、東南アジアの国々にはない「冬」をイメージしたイベントを企画しています。シーズンイベントとしては「トントラン」という仮装パレードを行う予定です。

    「トントラン」では衣装を着た子どもたちに、トントと一緒にショッピングモール内でお菓子を配り歩いてもらいます。ファンペッカだけでなくショッピングモール全体が盛り上がる大きなイベントです。

    子どもたちにとっては、お菓子を配るために勇気を出して全く知らない相手に話しかけるわけですから、コミュニケーション力や社会性を身につける訓練になります。「トントラン」の最後に集合写真を撮るのですが、昨年実施したときの写真にはサンタさんのお手伝いができた達成感に溢れるすてきな笑顔が並んでいました。

    こうしたイベントやスタッフとのコミュニケーションを通して、勉強では得られない、ファンペッカだから得られる体験を提供していきたいです。ただ「賢い子になる」のではなく、遊びから将来のヒントや生きる力を得られる場にできればいいなと思っています。

    株式会社イオンファンタジー プレイグラウンド開発本部 ファンペッカ開発グループ

    ファンペッカの開発計画、オペレーションの企画設計全般を担当。イオンファンタジーの海外各国とコミュニケーションをとりながらファンペッカの遊具開発や販促、イベントの企画、スタッフ教育を行っている。

    掲載された情報はすべて記事公開日時点のものです。