イオンファンタジーのエデュテイメント
あそびの研究 レポート
2022.07.07 UP
2022年2月17日(木)に東京大学 大学院 情報学環 藤本徹研究室が主催するオンラインセミナー「これからの子どもたちの遊びと学び」が開催されました。
子どもたちの遊びの環境は時代を経て大きく変化してきましたが、子どもたちの成長を支えるのは豊かな遊びの経験であることは変わりません。デジタルゲームの遊びの中にも、子どもたちの主体的な活動を促す学びのきっかけや関心の種が育つ世界が拡がっています。今回のオンラインセミナーでは、そうした子どもたちの豊かなゲームの遊びと学びについて理解を深め、子どもたちとゲームの関係を捉え直してみたい方に楽しい学びの機会をお届けします。
本記事では、セミナーの第二部・株式会社イオンファンタジーとの共同研究「遊びと学びをつなげる研究」の成果報告のうち、「成果3:ゲームの学びについて学べるオンライン講座」についてご紹介します。
東京大学大学院情報学環 准教授。専門はゲーム学習論、教育工学。慶應義塾大学環境情報学部卒。ペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了。著書に「シリアスゲーム」(東京電機大学出版局)、「ゲームと教育・学習」(共編著、ミネルヴァ書房)訳書に「テレビゲーム教育論」、「デジタルゲーム学習」(東京電機大学出版局)、 「幸せな未来は「ゲーム」が創る」(早川書房)など
■ゲームを使った学びについて理解を深めたい方に向けたオンライン講座
藤本氏は、「ゲームの学びに興味のある方が、学術的に・教育的に・理論的にゲームで起きている学びを理解できるようになる学習コンテンツ」として、「ゲーム学習論入門(1):ゲームの遊びの中の学び」を開発されました。学びがどのような分類で成り立っているのか、ゲームのプレイ時にどういった学びがあるのかを考えながらプレイできるようになる情報や知識を提供する内容となっています。
こちらの藤本研究室ブログページにて、オンライン講座の受講を案内しております。
<講座の概要>
講座名:「ゲーム学習論入門(1):ゲームの遊びの中の学び」
学習目的:
学習対象:ゲームやゲーミフィケーションの手法を導入したい教育者、教材開発者、教育の場でゲームデザインの経験を生かしたいゲーム開発者の方が主な対象ですが、このテーマに関心のある方はどなたでも無料で受講できます。
構成:4つのセクションに分けて構成し、それぞれ確認クイズと演習課題を用意しています。すべての課題を達成すると、この講座修了の証明となる学習証明デジタルバッジを発行します。課題に取り組んだ度合いによって、異なるバッジで評価されます。
クエスト1:ゲーム経験について振り返る
クエスト2:学びの性質の違いを理解する
クエスト3:ゲームプレイ時の学びの性質を評価する
クエスト4:ゲームレビュー総合演習
■セミナーのアーカイブについて
こちらにて、当日のオンラインセミナーのアーカイブを公開しております。
(YouTubeに飛びます)
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