ゲームでイライラを解消?子どものストレス解消や学びにゲームが有効な理由を解説

ストレス解消のためのゲームのはずが、うまくプレーできなくてイライラに繋がるといったことはありませんか?
ゲームをしていおるお子さんが怒っているときに困った経験がある保護者の方もいるのではないでしょうか。

願わくば穏やかな子に…というのは誰しも思うことだと思いますが、怒りのコントロールやストレス解消方法をうまく伝えることは簡単ではありません。

そこで今回は、「ゲーム」によってストレス解消に繋がる理由やメリットについて解説していきます。

ゲームでイライラする原因は?

大前提として、怒りの感情は誰しもが持つものです。それを無理に押さえつけ、怒らないことを目指すことは望ましくありません。

まずは原因を特定し、怒りの感情と上手く付き合うことを目指しましょう。

①うまくクリアができない

ゲームの目的は、対戦相手に勝つことや、ゴールにたどり着くことなど様々なものがあります。
その目的達成が出来ないと、イライラに繋がることがあるでしょう。特に小さなお子さんの場合、うまく物事が進まなくて癇癪を起すこともあります。

こんな場合は、プレーしているゲームの難易度が、お子さんの学齢に合っているか?を確認するといいでしょう。
ゲームタイトルによっては、非常に難易度の高い操作や謎解きが求められるものがあります。

お子さんがいい塩梅で試行錯誤しながらクリアできる難易度のゲーム選びが出来ているかという点はまずチェックすべきポイントです。

②端末や通信の問題でスムーズにプレーできない

ゲームとは関連がない部分、例えばWi-Fiの通信速度などでゲームのレスポンスが遅れてしまい、結果として敗北や失敗に繋がった・・・というのはイライラに繋がるポイントです。

外的要因によってプレーに支障をきたした場合、お子さんは「邪魔された」と感じてイライラに繋がります。
イライラに繋がる外的要因を少しでも減らして快適にプレーできるよう、よくあるポイントを紹介します。

◆通信環境
Wi-Fi端末とゲーム端末が離れすぎていないか、間に障害物がないかなど物理的な問題をチェックするなどして通信環境を整えるといいでしょう。

◆ゲーム端末の埃
ゲーム端末のファン(熱冷却装置)が埃などで阻害されてしまうと、端末が熱を持ち、動作が遅くなったり故障に繋がる可能性があります。
その場合は、端末の隅々をチェックし、空気の通り道に埃が溜まっていないかなどを確認して掃除するといいでしょう。
また、テレビ台のなかにゲーム本体を収納している場合、外気と遮断されてしまい熱がこもりやすくなったりするため、プレー中はテレビ台の扉を開いておくなどの注意も必要です。

◆端末の奨励環境
特にPCでプレーするタイプのゲームでは、動作環境が悪いことによってプレーに影響が出るケースがあります。
ゲームそれぞれが奨励する環境について、お持ちのPCがスペックを満たしているかどうか?をプレー前にチェックしていくといいでしょう。

子どものアンガーマネジメントにゲームが有効?

近年、注目されているゲームの学習効果はご存知でしょうか?
ゲームには非認知能力を伸ばすのに役立つ効果があると研究されており、アンガーマネジメントにも役立つといえるでしょう。

ゲームによって我慢する能力が身に付く

例えば、アクションゲームをプレイするだけで認知能力が上がるという研究結果があります。

認知能力の中の1つに「抑制能力」という、我慢する能力があります。ある刺激に対して反応することを、自身の意思で押さえる抑制能力は怒りのコントロールにも繋がるでしょう。

(参考)ゲームカレッジLv.99「ゲームの学習効果」

ゲームにはさまざまな力を高める効果がある

その他にも、お子さんがゲームをすることで伸ばせる能力には様々なものがあります。

■知覚能力
┗ ものごとを感知して、意味を理解して認識する能力。

■マルチタスキング
┗ 同時に複数の作業などを実行する能力。

■空間認知力
┗ ものの位置や形状などを把握する能力。

抑制能力
┗ ある刺激に対する反応を抑制する能力。

■注意力
┗ 1つのことや、細かい部分に集中して気づいたりする能力。

■言語処理能力
┗ 考えていることを言語にする能力。

【まとめ】アンガーマネジメントにはゲームも有効活用できる

いかがでしょうか。
ストレス解消のためのゲームが、いつの間にかイライラに繋がるケースも少なくありません。

ゲームはお子さんにとってメリットの多いものでもありますので、楽しみながらプレーできるのが理想的ですよね。

ゲームによって伸びる力・メリットも沢山ありますので、お子さんが楽しくそれを享受できるよう、環境を整えていきましょう。

ゲームで子どもの能力を高める『ゲームカレッジLv.99』

イオングループが運営する、ゲームで考えるチカラを育むオンラインの習い事『ゲームカレッジLv.99』では、アンガーマネジメントに繋がる指導も実践しています。

例えば、ゲームを始める前に講師から以下のような語りかけを行います。

「ゲームをしているときに汚い言葉を使わないことを約束しよう。でも使ってしまっても大丈夫。気づいたら言い直せばOK!」

こういったルールを守ることで、自然とアンガーマネジメントに繋がる能力を身に付けることができます。

アンガーマネジメントにゲームを役立てたいけど、実践が難しそうという方も、ゲームカレッジLv.99なら、専任講師による指導が入りますので安心です。

興味のある方は、是非公式サイトからLINEを友だち登録ください。

(出典)
日本アンガーマネジメント協会
キレやすい子への理解と対応
ゲームカレッジLv.99「ゲームの学習効果」

▼記事執筆者

著者の運営メディア

記事執筆者

株式会社ENロジカル
京都大学医学部医学研究科在学中に脳神経の形成機構の研究に従事。
在学中に起業し、事業売却を経験。
自身もwebのディレクターとして従事し、経営する会社ではいくつものwebメディアを運営している。
株式会社ENロジカルについて
運営中のメディアはこちら