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代表取締役社長

藤ふじ原わら徳とく也や

こどもたちの“えがお”のために

クレーンゲームや立体遊具、ボールプール。イオンファンタジーはこれまで様々な「あそび」を世界中の子どもたちに届けてきました。私たちは今後、さらに幅広い視野で新しい「あそび」を生み出していきたいと考えています。こどもたちの「夢中」を育み“えがお”あふれる世界をつくるために、ファンタジーピープル（イオンファンタジーで働くすべての人々）が「夢中」になれるイオンファンタジーを目指します。私たちとともに世界中の子どもたち、ファミリーにたくさんの“えがお”を届けていきましょう！

Profile

1970年、大阪府生まれ。中高はサッカー漬け、大学はバイト漬けの日々を過ごす。卒業後は実家の手伝いをしながらのんびり過ごしていたが、25歳のとき、イオンファンタジーにアルバイトとして入社。2021年に社長就任。

モットー: みんなが幸せになることは、すぐやろう。誰か一人でも不幸せになるのなら、立ち止まって考えよう。
特　徴: ・周りの雰囲気を気にしすぎるあまり、親父ギャグを連発します。
・義理とか人情とか、愛とか友情だとかに弱く、いまだに『キャプテン翼』や『北斗の拳』で泣けます。

Career Path

藤原社長のキャリアを覗いてみよう！

各エピソードも読んでみてください！

1995年
（25歳）

イオンファンタジーで
アルバイト開始

実家の手伝いだけだと収入が少ないため、バイト探し。他より時給が少し高かったのが理由で、イオン（旧ジャスコ）伊賀上野店のゲームセンターで働くことに。

1998年

ストアマネジャーに就任

バイトと思えないぐらい、シビアに売上目標を追いかけながら働いていて、気づいたらストアマネジャー（店舗責任者）を任されていました。

2000年

正社員として入社

誘いを受けたときは嬉しかったですね。でも、転勤がイヤで一度断りました（笑）。熱心に誘っていただいたおかげで今があります。

エリアマネジャーに就任

伊賀上野店を含む、近隣の4店舗を統括していました。

2001年

営業サポートリーダーに就任

さらに管轄エリアが増え、12店舗のマネジメントをしていました。

2002年

商品部機械担当として
本社に異動

ゲーム機器のバイヤーとして、会社の期待に応えようとがむしゃらに働いていました。

2008年

商品本部機械グループ
チーフマネジャーに就任

2009年

商品本部メダルグループ
チーフマネジャーに就任

2010年

商品本部長代行に就任

2011年

商品本部長に就任

2013年

商品開発本部長に就任
取締役に就任

2017年

グローバル商品・
新規事業統括に就任
常務取締役に就任

2020年

国内事業責任者兼
アミューズメント事業
本部長に就任

2021年

代表取締役社長
に就任

藤原社長の挑戦は、まだまだ続く！

長話にお付き合いいただき、どうもありがとう。
選考でお会いした際には、あなたのこともたくさん教えてくださいね。

待っています、
こんなことを楽しめる人。

子どもたちをえがおにする
自分なりのこだわりを持って表現する
新しいことにチャレンジする

エピソード1予想外の指名

　モーリーファンタジーのストアスタッフとして働いていた当時、店によく遊びに来る小学生の男の子がいました。私は仕事の合間に声をかけては、いつもくだらない話をしていました。そんな彼が中学生になり、「最近来ないなあ」と思っていた矢先の、思わぬ電話。なんと、少年鑑別所からでした。

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　鑑別所の方いわく、「今日、〇〇君の出所の日なんですが、保護者のお迎えが必要でして。ただ、ご両親に来てもらうのはどうしても嫌だと。代わりに挙がったのがあなたの名前なんですよ」とのこと。突然のことに面食らいながらも、私は急いで鑑別所へ駆けつけました。

　「おう、びっくりしたわ」そう言うと彼はバツが悪そうに笑いましたが、帰り道はまた、くだらない話に花が咲きました。当時の私にとっては、ただのバイト先だったゲームセンター。でも、彼は心の居場所のように思ってくれていたのかもしれません。

エピソード2えがおが教えて
くれたこと

3～4歳くらいの女の子が、ゲーム機の下に転がってしまったメダルを、一生懸命取ろうとしている。そして、やっと取れたホコリまみれのメダルをフーッと吹いて、1枚、ゲーム機に投入する。ターゲットの人形にメダルを当てるそのゲームは、狙うキャラクターによって倍率に差があり、高いキャラに当てると5枚、10枚とメダルが増えるんです。

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だけど、その子はきっと倍率1のキャラが好きだったんでしょうね。“1枚入れては1枚戻ってくる”を、本当に楽しそうに繰り返していました。私は「なんて純粋なんだろう」と驚きました。

ゲームセンターの何気ない日常の、ほんの些細なワンシーンなんですけど、今でも鮮明に覚えています。こんなえがおをつくれるのだとしたら、この仕事は、とても意味のある仕事かもしれない。そう思えた瞬間でした。

エピソード3自分1人じゃ
何もできない

アルバイト時代、自分なりに店舗の売上データを分析したり、改善策を考えたりしながら、よりお店に貢献できる方法を模索していました。しかし、次第に自分一人のがんばりに限界を感じるように…。

アルバイト時代、自分なりに店舗の売上データを分析したり、改善策を考えたりしながら、よりお店に貢献できる方法を模索していました。しかし、次第に自分一人のがんばりに限界を感じるように…。毎日出勤しているわけでもないし、休憩だってする。だから、周囲に協力してもらうことや、同じ気持ちで動いてくれるメンバーを育てることのほうが、断然、価値があると気づいたんです。

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毎日出勤しているわけでもないし、休憩だってする。だから、周囲に協力してもらうことや、同じ気持ちで動いてくれるメンバーを育てることのほうが、断然、価値があると気づいたんです。

まずは、自分が磨いてきたノウハウや考え方を、店全体へ。次は、エリアマネジャーとして他の3店舗へ伝授。営業サポートリーダーになると、さらに8店舗へ、“藤原流”を広めていきました。そこには、一人で奮闘していたときとは比べものにならない大きな成果と、大きな喜びがありました。

エピソード4願いの
メリーゴーラウンド

2004年、新潟県中越地震。1年間の休業を余儀なくされた小千谷（おぢや）店の黒字化を託された私は、運営効率を重視したローコストなゲーム機の品揃えプランを立案。その際、高単価なメリーゴーラウンドを外すことも決定しました。

しかし、再オープンを１ヶ月後に控えたある日、「やっぱりメリーゴーラウンドは設置してくれ」と当時の社長から指示が…。私は反論しました。「そもそも自治体の承認が下りるまでに2〜3ヶ月かかります。それに、黒字化も難しくなりますよ」すると手渡されたのは、一枚の手紙。そこには、メリーゴーラウンドの復活を心待ちにしている母娘の願いがつづられていたのです。

『娘は、震災後の1年間、メリーゴーラウンドに乗ることを楽しみにがんばってきました。リニューアルの際には設置されないと聞いたのですが、なんとかご検討いただけないでしょうか』

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私は急いで品揃えのプランを変更し、売上シミュレーションも修正。自治体にも事の詳細を伝えたところ、「市民の気持ちを尊重したい」と、異例の措置を講じてくれました。そうして、小千谷店は待望のメリーゴーラウンドとともに再オープンを果たしたのです。

会社の方針を変え、自治体をも動かした一通の手紙。店舗から本社に異動し、お客さまとふれあう機会が減っていた私に、その手紙は、一番大切なことを思い出させてくれました。私たちは、だれかをえがおにするために働いているのだということを。

エピソード5組織を率いる者として

チーフマネジャーに就任して以降、自分でも驚くほど、毎年のように昇進していきました。役職が上がると、そのぶん部下が増えます。自分で手を動かす仕事が減る代わりに、私は、部下一人ひとりと向き合う時間を増やすことに努めました。店舗勤務時代から変わらず、やはり根底にあるのは「自分一人では何もできない」という想いです。

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何かを成し遂げるには、仲間が必要。仲間一人ひとりについてよく知ることが、上に立つ者としての責務だと思っています。彼らは、何をモチベーションに働いているのか。どんな目標を持っているのか。

社長になった今、全社員と向き合うのは労力を要することですが、みんなと「あそび」の未来について語り合っていけたらいいですね。

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