勉強とゲームを両立するには?ゲームのメリットにも注目し解説

小学生や中学生のお子さんを持つ保護者の中で、『ゲーム』の扱いに困っている方は少なくないかと思います。

お子さんが宿題に手を付けず、際限なくゲームに夢中になっていたりすると「学業へ影響が出るのでは」と不安になるかもしれません。

今回は、ゲームをすること自体のメリットにも触れつつ、勉強と両立するためのポイントについて解説していきます。

前提として「ゲーム」の学習効果は無視できない

まず、ゲームはお子さんの考える力を育むのにとても良い効果を発揮します。

ゲームのプレーでは、様々な情報を処理し、適切なコマンドを入力する、それをマルチタスクで求められます。そういったことから、ゲームはお子さんの考える力や非認知能力を育む可能性を秘めているといえます。

例外として、勉強に時間を集中すべきタイミング(受験生など)については多少の我慢は必要になるかもしれません。

▼ゲームの教育効果に関して知りたい方はこちらをご覧ください。

勉強に支障が出てしまうゲームとの付き合い方とは?

ゲームがお子さんの考える力を伸ばすことに繋がるとはいえ、付き合い方を間違えてしまえば逆効果となる可能性もあるでしょう。

ここからはそういったケースについて解説していきます。

時間を気にせずにやってしまう

そもそも勉強に割く時間を無視して、何時間もゲームに没頭してしまう状況はあまり望ましくありません。
学校の宿題や勉強がおろそかになるほど夢中になってしまうのは勉強にもよくはないでしょう。

そこでゲームのプレー時間について指摘したり、すぐにおしまいにするように伝えると、お子さんが怒るケースもあります。保護者としては悩ましい部分ではないでしょうか。

他の事との優先順位が付けられていない

ゲームをするにあたって、宿題や勉強のほか、夕食や入浴など他の何よりも優先して行っている場合は黄色信号といえます。

ゲームをやる場合にも、やらねばならない事との優先順位が逆転しないようにしましょう。

ゲームがプレーできるスマートフォンを常に持っている

連絡手段として持っているスマートフォンも、ゲームアプリをインストールすることでゲーム端末になります。

特にスマートフォンは常時携帯するものになるので、いつでもどこでもゲームができる状態だと、夢中になってしまう可能性も高まるでしょう。

ゲームを禁止することのデメリットとは?

ストレスが溜まる

ゲームをやりたいという欲求がある中で、過度に我慢することでストレスが蓄積してしまう可能性があります。

ゲームを制限する場合でも、極端に禁止するのではなく、息抜き程度のプレーは最低限許容するといいでしょう。

友人との共通話題が1つ減る

ゲームはお子さんと同世代の子どもたちにとっては人気の遊びです。日常会話として流行のゲームが話題になることもあります。

友人とのコミュニケーションにゲームが必須というわけではありませんが、ゲームをプレーすることで共通の話題を持てることは悪いことではありません。

ゲームによる学習効果を得られない

ゲームにはお子さんの非認知能力を高める効果が期待できます。

考える力を育むことは、勉強の土台となる力を身につけることでもありますので、ゲームを全くやらないことによる機会損失はあるかもしれません。

勉強とゲームを両立するためのポイント

ここからは、勉強とゲームを上手く両立していくためのポイントについて解説していきます。

お子さんとゲームとの付き合い方について悩みがある方は参考にしてみてください。

ゲームをする時間を決める、ルーティン化する

ゲームを制限するよりも、1日の中で「ゲームをする時間」を決めてしまうのが有効です。

その時間内ではお子さんは周囲を気にせずにゲームを楽しむことができますので満足度にも繋がります。

「ゲームをする時間」とそれ以外でメリハリも付くようになり、勉強など他のことをする習慣にも役立つでしょう。

ゲームに没頭して長い時間プレーしてしまっているというお子さんにおすすめです。

ゲームをする場所のルールを決める

自室でゲームができるようになると、親の目も届かず長時間のプレーに繋がりやすいといえます。

「ゲームはリビングで」などのルールを定めることで、自室でのプレーを避けたり、親の目が届く中でプレー時間の約束をしっかりと守るということにも繋がります。

時間のルールと合わせて決めるとよいでしょう。

勉強時はスマートフォンを遠ざける

ゲームとは直接の関連性はありませんが、勉強時はゲームがインストールされているいないに関わらず、スマートフォンは遠ざけるのがよいでしょう。

シカゴ大学の研究によると「スマートフォンが近くにあることで、学生の学習パフォーマンスが低下する可能性がある」との結果が出されています。

実際に机にスマートフォンがある状態だと、通知やSNSが気になって無意識に手を伸ばしてしまうという方もいるかもしれません。

お子さんが勉強する時には、別室の決まった場所にスマートフォンを置くようにするなどのルールを決めるとよいでしょう。

まとめ

今回は勉強とゲームの両立について解説しました。

ゲーム自体には学習効果がありますが、お子さんを夢中にさせる力があることも事実です。

一方で、お子さんにとっては勉強もとても大事なことですよね。ゲームのメリットを上手く享受しつつ、上手く付き合っていけるよう家庭内にルールなどを導入するのがいいでしょう。

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イオングループが運営する『ゲームカレッジLv.99』では、ゲームを活用してお子さんの考えるチカラを伸ばす、オンラインの習い事です。
ゲームカレッジLv.99を受ける時間をお子さんがゲームする時間とすることで、ゲームのやりすぎを防ぎつつ思考力が伸びるなどのお声も頂戴しています。

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(参考)
Brain Drain: The Mere Presence of One’s Own Smartphone Reduces Available Cognitive Capacity: Journal of the Association for Consumer Research: Vol 2, No 2

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株式会社ENロジカル
京都大学医学部医学研究科在学中に脳神経の形成機構の研究に従事。
在学中に起業し、事業売却を経験。
自身もwebのディレクターとして従事し、経営する会社ではいくつものwebメディアを運営している。
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